ジャグリングについていえば、その「文化」(=「参照される諸々の蓄積」)を分節化したときに、道具・技術・身体の三つが摘出できるのだろうと思う。
それとは別に、それら三つ及びその他諸々を包み込むパッケージも独立で参照される「文化」となる。大道芸・サーカス・大会・舞台作品・動画作品・ゲームなどなど。フォーマット化され、共有・参照しやすくなればなるほど、「文化」の枠組みが強固になる。
ただし、そのようなフォーマット化から漏れるような「文化」も多数存在することに注意する必要がある。一方で、フォーマットの中でしか立ち現れない特有の技術(「文化」)もあるので、フォーマット化を否定するのもやはり違う。