「〈心臓ピクニック〉と名付けられた渡邊さんの研究活動のひとつは、自分の心臓の鼓動を触覚として感じることのできるボックスを手で持ち、さらにそのボックスをコミュニケーション相手に渡して交換する、というもの。平常心で話していると思っていた自分の鼓動が予想よりもはるかに速かったり、反対に焦っているように見えた相手の鼓動が実はゆったりと落ち着いていたり。渡邊さんによると、心臓の鼓動という身体反応から生まれる振動は、表面的なコミュニケーションとは異なる意味を帯びるという。」
https://100.teijin.co.jp/project03/vol2/