西周の『百學連環』総論(明治三年)の精読講義。「現代における学術の全域を捉えなおすためのよすがとして」。ウェブ連載( https://bit.ly/37Bj8eA )の改稿。/読解・探索の過程を楽しみつつそれを共有していく。テキストには和漢欧の文脈が混じり合っていて、読み解きは少し欧文脈寄りではある。当時はそうだった、と納得してしまわず今の頭で考える部分も多数あり、実践的な読書。
実践的に読むならば、
学(science)と術(art)を区別して並べているのが面白いところ。どちらも真理探求ではあるが、前者は知識のための探求、後者は制作のための探求。
今日言ういわゆる芸術は西の体系の中でどこにあったのか気になる。